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2010年7月26日

きっかけは“ラブシーン”――『スタートレック』の東洋人キャラ・スールーがファーストネームを得たいきさつ

40年以上にもわたって世界中のファンに愛されているSFドラマシリーズ『スタートレック(以下、ST)』。特にオリジナルシリーズのカークやスポックは有名だが、日本のファンは、東洋人クルーのスールー(日本ではミスター加藤)にも親しみを抱いている。

しかし、1966年の初放映以来、スールーのファーストネームは長い間にわたって存在せず、80年代にようやく編み出された。先日入った情報によれば、彼がファーストネームを得たきっかけは、“ラブシーン”にあったようだ。
その名付け親は、1981年に同シリーズのオリジナル小説「The Entropy Effect」を手がけ、映画2~4作目のノヴェライズ版で日本のファンにもよく知られている作家ヴォンダ・マッキンタイア。彼女が“io9”に寄稿した記事によると、ファーストネームを与えたのは、小説の中で「当事者同士が苗字で呼び合うラブシーンをどうやって書けばいいのか思いつかなかったから」だとか。このときヴォンダがつけた「ヒカル」という名は、「源氏物語」の主人公・光源氏に由来している。

ところが、理由は定かでないが、パラマウント・スタジオではスールーにファーストネームを与えることに反対する人がいたらしい。そこで、担当編集者は機転を利かして、STの生みの親であるジーン・ロッデンベリーと、スールー役の俳優ジョージ・タケイに意見を求めた。そして、2人の快諾を得たのだという。
とはいえ、小説はあくまで小説。ファーストネームが正式な設定と認められ、映像作品で堂々と用いられるまでにはもう少し時間がかかった。“Sci Fi Wire”によれば、1986年の映画『 スタートレックIV 故郷への長い道』の撮影時、映画のコミック版を手がけていた作家ピーター・デイビッドがセットを訪れ、「ヒカル・スールー」というフルネームをセリフに入れてほしいと監督のニコラス・メイヤーを説き伏せたという。

こうしたいきさつで定着したヒカルという名は、最新映画『スター・トレック』でもしっかり設定に組み込まれている。ST小説は一般に正史とは認められていないが、こうしてみると、作家たちの果たした功績は決して無視できないことがあらためてわかるだろう。

(海外ドラマNAVI)

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